2015年11月14日土曜日

定時運転

運転士にとって定時運転は1つのステータスのようになっています。→わが社だけかもしれませんがw

どこの鉄道会社でも運転士は百人単位でいると思いますが、正直なところ定時運転ができない運転士もいます。

少なくとも我が社にはいますw

遅れる原因はいろいろありますが、常に遅れている運転士は技術的に劣っていると思います。

制動距離が必要以上に長いなど、停止線に停まるかどうかの目測が甘いため、ブレーキ圧力の加圧減圧を繰り返し、時にはブレーキ圧力を全部緩めて惰力により走行し、停止位置へ調整するほどの運転士も居ます。

理想的な制動は速度、勾配、車系の個性、天候、乗車率などを考慮し、停止位置からどのくらいの距離から、どれぐらいの圧力で制動をかけるかを判断し、制動開始から停止位置まで一定の減速度を保つ無駄のない制動です。

もちろん制動力は強ければ強いほど短い距離で停止することができますが、強いだけでは乗客が倒れてしまいますし、老人、妊婦、お体の不自由な方配慮が必要です。

ラッシュ時間なのか閑散時なのかにもよって制動力を調節します。

現代の近郊鉄道ではダイヤも過密気味になっていますので、理想的な制動は無駄が少ないため定時運転の必須条件だと思います。

これができない運転士は自分の列車を遅らせるだけではなく、後続列車にも影響を与えます。

ですから、運転士は日々技術の向上に努めます。

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